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Self liner notes

01.Madam Violet Ⅰ[Instrumental]

 

 ピアノとヴァイオリンの二重奏です。

  叙情的に奏でられる、感情的な激しさとどこか切なさを感じさせるインストです。

 

 

02.Beautiful Decadence

 

 少しでも皆と違っていたりすると、いじめられたり除け者にされたり。

 違うっていうのは外見的なものであったり内面的なもの、様々だと思います。

 この曲では、その容姿を周囲に馬鹿にされても、笑って、まるで道化のように

 本当はつらい自分の心を偽り続けた結果、自己が崩壊してしまう人の曲。

 「絶対に美しくなって、あいつらを見返してやる。」

 

  「不要ナ肉ハ切リ落トシ 不要ナ骨ハ削リマショウ」

  「瞳ガ気ニ入ラナイワ 硝子玉デモ入レテ輝ラセテ」

 試聴でも流している箇所で、表現は大袈裟ですが本当にそれくらいの気持ち

 で変ってやろうと思いました、僕は(笑)

 美を追求する中には、退廃的で負の感情でいっぱい、そんな曲ですね。

 あにょさんのギターが良い意味で際立ち、とってもかっこいいサウンドです。

 

 

03.レディ・ロリィタ冒険記

 

 アルバムタイトルからは予想もしない曲名ですね。

 ロリィタに限らず、憧れの格好をして初めて街へ出かけるというのはドキドキで

 勇気がいるものだと思います。

 初めての時なんて、コスプレレベルのそれっぽいものを買って着る。

 知らず知らずのうちに同じ趣味をもった仲間が出来て、いろんなブランドの情報

 を交換したりして、買っている服もどんどん本格的になっていって。

 …そんな人たちの初々しい気持ちが表現できればなと思います。

 バイオリンにアコーディオンにギターに木琴に。

 今までのSeraphには無いアコースティックサウンドになりました。

 アコギはアトリエポックでもエレキを弾いてくださった清水悠さんです。

 お陰さまでアコースティックライブの様な雰囲気が出て、間奏の展開なども

 聴きどころです。

 

 

04.Lonely Rose

 

 全体的に意味深な鬱々しさを感じる曲です。

 教会を想わせるような音ですね。

 僕もコーラスを歌っているのですが、カウンターテナーの様な甘くて優しい声が

 いいな、なんて思って歌うもボーイソプラノみたくなってしまいました(笑)

 それはそれで良い雰囲気を作れたのかなと思いますが…

 僕と海紅の初デュエット作品ですね、ある意味!

 

 

05.Beautiful Your Life

 

 明るくてノリのいい曲です。

 前作のアルバムの「l'art pour l'art」のような明るさではなく、

 あなたは独りなんかじゃない、元気をだしてさあ歌いましょう!

 みたいな明るさ。

 この曲のギターは佐々木慧くんに弾いてもらいました。

 相変わらず格好いい音で、ギターソロも熱いです。

 「アニソンポップスのような、ノリのいい格好いいギターをお願い!」

 そんなアバウトなお願いを快く聞いてくれて、それ以上のギターを頂きました!

 

 

06.美的荒廃カタストロフ

 

 Seraph久々の四つ打ち曲。

 それでも、これも今までに無い感じですね。

 無意味な偽り、愛や希望を掲げ合って、見た目は美しいままに中身がどんどん

 廃れていく。そんな事を謳った曲です。

 このアルバムで、僕が一番好きな曲。

 

 

07.Madam Violet Ⅱ

 

 特設サイト用に作った曲が好評だったので…

 Seraph美術担当の七式が絶賛してたらしくて(あくまでらしい)

 「絶対最後のトラックに持ってくるべきだ。」と言ってたらしくて今回急遽CDに

 入れる事にしました。

 特設で聴くのと、アルバムを通して聴くのとでは、心の浄化のされ具合が恐ろ

 しい程に違いますね…(笑)

 

 

 

 

 …そんな感じで、簡単ですが楽曲紹介でした!

 

 

 Seraph 光ノ巣

 

 

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